外観からは正常に見える発電所をソラメンテ点検し次々発見される故障パネル。
その7割が稼働後2年以内に発見されています。
早期に発見して排除することが売電損失に至らない最上の方法です。
太陽光発電所内の数百枚、数千枚、数万枚あるソーラーパネルの中から、故障して発電量が減少しているパネルを特定いたします。
ソラメンテ点検ではパネル1枚、1枚の健康診断(メンテナンス)が可能です。
ソラメンテ点検による故障パネルの見つけ方
- ①準備
- 発電所ごとのストリングマップをご準備ください。
※ストリングマップがない場合は、オプションでストリングマップ作成が可能です。
- ②ストリングチェック
- ソラメンテーZで接続箱の入力端子を検診して開放電圧と抵抗値を測定します。
測定結果は999ストリングまで記録します。
開放電圧は日照や影の影響で変動しますが、抵抗値はパネルの正常異常を判断する上では天候の影響は受けず、夜間でも可能です。抵抗値によって異常ストリングを判明します。
- ③故障パネルの特定
- 異常数値のストリングを発見したら、ソラメンテーiSで異常ストリングのパネルを一枚ずつスキャンします。
パネルの表面から発電電流が発生する磁界の強度を感知するので発電していない部分を確定することが可能です。
- ④レポート
- ストリングごとの開放電圧値、抵抗値のレポートを検診終了後に提出。
故障パネルを確定させます。
クラスター断線を起こしているパネルは正常発電量の70%しか発電していないのでメーカーの出力発電保証対象になります。
設置業者、メーカーに報告するための報告書を写真付きで作成してご提出いたします。
従来の点検方法では如何でしょうか?
遠隔監視
ある程度の大きな発電低下は見逃さずに警報で知ることが可能です。
しかし、語法を避けるために一般的に10%以上の減少が無ければ警報を出しません。商品によって異なりますが、監視しているのは、ストリング単位、パワコン単位のため、パネルの故障を判明させるのは困難です。
IVカーブ測定器
IVカーブ測定器は光があたった時の電気特性を測ります。
メーカーでの出力特性評価用として活用されています。安定した疑似太陽光ランプを照射したときのパネルの発電性能を測るので、天候の変化を伴う屋外環境下においては日射量を含んだ測定結果になり故障パネルの判別をすることは容易ではありません。特定した故障パネルの出力を測定して異常を確認するのは得意としています。
サーモカメラ
パネルの温度の差異を計測して発電していない個所を特定します。
曇天時、晴天時などパネル表面の温度が自然環境で変化するため感度調整が難しく、膨大な数量の中から故障パネルを特定することは容易ではないと言われています。
警報を受けて現場に駆け付け、テスター、IVカーブ、サーモカメラを駆使して調査しても、原因が特定できないことがあります。
多数のパネルの中から故障しているパネルを特定することが難しいからです。
ソラメンテ点検は天候に左右されず数量に関係なく、故障パネルを見つけ出すスペシャリストです。